【ボクシング】カシメロが引退表明
【ボクシング】カシメロが引退表明
カシメロは「ボクシングはもうやめる」「井上が相手じゃないなら、もう戦わない」と綴っており、念願の井上尚弥(大橋)戦の糸が断たれたことが影響しているとみられる。
カシメロは現在、10月の試合の体重超過で日本ボクシングコミッションから1年間の招聘禁止を受けており、大橋ジムの大橋秀行会長は「尚弥との対戦は100%無い」と話していた。
カシメロは10月13日に参戦した『TREASURE BOXING PROMOTION 7』の前日計量で、600グラム体重超過し計量失格。しかし当日は契約ウエイトで試合を行い、世界8位を相手に豪快な1R KO勝利を決めていた。
リングでは「次は井上尚弥だ、カモン!」と長年挑発してきた井上戦をコール。試合後の会見でも「すぐにでも井上と決着をつけたい」と語っていた。
しかしその後、大橋会長はカシメロの1年間の招聘禁止を受け「尚弥とカシメロとの対戦の可能性は100%無い。計量オーバーしておいて豪快なKOで復活しましたなんて、冗談じゃない」と対戦の可能性をきっぱり否定していた。
そして14日カシメロはフェイスブックで、フィリピンのスポーツコミッション会長に挨拶に行く動画をアップし「二度と戦わない」「ごめんみんな、もう戦いたくないんだ」と投稿。さらに「ボクシングはもうやめる」と引退を表明した。
さらに別の動画には「井上が相手じゃないなら、もう戦わないぜ、みんな!」とも綴り、井上戦が絶望的になったことで、ボクシングへの意欲がなくなったものと見られる。
投稿には「やめないで!あなたはフィリピンのボクシングそのものだ」「日本の亀(※以前カシメロが井上をこう挑発した)を倒す所を見たいよ」と引き留めるファンの声が2000件以上も並ぶ。しかし中には「井上も君の体重に気を揉むのが大変だろう」という声や「コミッションにライセンス更新に来ただけだろ」と揶揄する声もある。
しかし、そんな声を振り切るように、16日には「兄弟たち、ありがとう」と現役メモリアル動画をアップし「フィリピンのボクサーたち、あとは君たちに任せた」と呼びかけ「運に頼るんじゃなくて、自分の戦略に頼ること。相手を恐れないで、相手を翻弄してやれ」など後進へメッセージしている。
カシメロ、引退の意思は固いのか。
イーファイト
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c3c4f7fdb0eabf2d0e7688b696d1df5f9357d47