【芸能】若き日の山本太郎“清水”と反町隆史“広海”の水泳対決がアツい…27年前の「ビーチボーイズ」
【芸能】若き日の山本太郎“清水”と反町隆史“広海”の水泳対決がアツい…27年前の「ビーチボーイズ」
1997年7月の“月9”枠としてフジテレビ系で放送された反町隆史と竹野内豊のダブル主演作「ビーチボーイズ」。今から27年前の大ヒットドラマに今や政党代表を務める俳優・山本太郎が出演している。れいわ新選組の顔として多忙な山本だが、俳優等の芸能活動をしていたことを覚えている人も多いだろう。水泳で五輪候補選手にもなっていた広海(反町)のライバルとして清水(山本)が民宿“ダイヤモンド・ヘッド”にやって来た第5話、そして切ない花火大会の様子を描いた第6話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)
【写真】現在50歳!「オクラ~迷宮入り事件捜査~」に出演中の反町隆史
■広海の水泳選手時代のライバルが難癖をつけにくる
今作は、挫折経験の過去を持つ能天気ワイルド系・広海(反町)と、エリートコースから外れて人生の休暇中に入った真面目な海都(竹野内)が、海の見える民宿で出会い、共に暑い夏を過ごす物語。
脚本は岡田惠和で、ほかに広末涼子、マイク眞木、稲森いずみらが出演している。FODでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中で、11月10日(土)まで「ビーチボーイズ」第1~3話が無料公開されている。
第5話の副題は「やって来た渚のライバル」。民宿“ダイヤモンド・ヘッド”で、広海(反町)と海都(竹野内)が住み込みで明るいバイト生活を送っていると、春子(稲森いずみ)が一人の酔っぱらった男を連れてきた。男の顔をみるなりとっさに「清水!」と反応する広海。実はこの男、名を清水(山本)と言い、怪我で出られなくなった広海の代わりに五輪へ行ったと言われ続けている元日本代表選手だった。
しかし、いつまでも“桜井広海の代わり”と言われ続けることが嫌で、広海と決着をつけるために、わざわざここへやって来たのだ。小さな海辺の町に、噂はまたたく間に広まり、広海と清水の対決に注目が集まる。しかし広海は対決を拒み、海都らの前で、数年前の選考レースリタイアの“本当の理由”を初めて打ち明けるのだった。
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■花火大会を前に真琴が浴衣を「いらない」と強がる
続く第6話は「それは花火で始まった」。一年に一度、みんなが待ちわびた花火大会の日が近づいてきた。広海と海都は、ここに来て初めて迎える大イベントだ。海都は、東京から桜(秋本祐希)と、その友達を呼ぶが、結局来たのは友人たちだけ。桜は、楽しい時を過ごしても一緒に帰れない淋しさを思うと、どうしても来ることができなかったのだという。自分ひとりで決めて、ここに来たことが桜を不安にさせていたと気付く海都。
一方、春子は、今年も民宿の手伝いで、友達と花火大会に行けない真琴のことを思っていた。「女の子なら、浴衣着て、彼氏と一緒に行きたいよね」という裕子(佐藤仁美)の言葉を聞いてハッとしたのだ。真琴は「いらない」と言ったけど、彼女のために自分の浴衣を仕立て直し始める春子。そして、いよいよ待ちに待った花火大会当日がやって来る。
「ビーチボーイズ」を見たことがある人は、主題歌や画面の印象から“真夏のイケメン祭り!”といった明るいドラマだったような記憶がないだろうか。ところが第5・6話共に、数年経って見てみると実に切ないストーリーだ。挫折のあとに現れるライバルや、母と離れて暮らす娘の浴衣にまつわる気持ちなど、海に集まった人たちの紆余曲折あった人生を丁寧に描いている。山本太郎が海パン姿でひねくれた水泳選手を演じているのも、結果として“人に歴史あり”といった印象に。平凡な人生なんてひとつもないということが描かれているドラマである。
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