職場での方言が生むダイハラの実態と心理

職場での方言が生むダイハラの実態と心理

職場での方言で生まれる“ダイハラ”とは?使う人・使いたくない人・使われて嫌な人、それぞれの心理
…メント協会代表理事の村嵜要氏によると、「相談80件のうち5件くらいが“ダイハラ”だ」という。強い口調で怒ったり、逆にイジられたり……。潤滑油になる一方…
(出典:)

(出典 週刊SPA!(扶桑社4/26発売)に代表理事村嵜要のインタビューが掲載。「方言ハラスメント」の現状について解説。ダイアレクト・ハラスメント …)
職場での方言の使用は、コミュニケーションの一環として捉えられますが、一方でその方言を使うことに対する心理的な障壁も存在します。この記事では、方言が持つ親近感や温かみを解説しつつ、実際にどのように方言を使うことが職場内の人間関係に影響を与えるのか、興味深い視点が提供されています。方言を使うことで得られる利点と欠点の双方について考えるきっかけになるでしょう。

1 七波羅探題 ★ :2024/10/21(月) 16:02:36.32 ID:niiv7tlm9

https://times.abema.tv/articles/-/10147754
2024/10/21 07:30ABEMA Prime

「仕事の場で方言を使うのは、アリかナシか」をテーマにしたネット記事をめぐって、議論が紛糾している。地方から上京しても方言を使い続ける人の一方で、「標準語」がマナーという声もある。街の人々に聞くと「標準語を使っている人に一発で伝わればアリ」「生まれ育った環境もあり、無理に直せというのは酷だ」というアリ派の意見と、「失礼に当たったり、なに言ってるかわからない」「最初はナシ。第一印象が固められる」とナシ派が真っ二つに割れた。

最近では、方言を話すことで起こるハラスメントになるケースもあるという。「ダイアレクト(方言)・ハラスメント」だ。日本ハラスメント協会代表理事の村嵜要氏によると、「相談80件のうち5件くらいが“ダイハラ”だ」という。強い口調で怒ったり、逆にイジられたり……。潤滑油になる一方で、トラブルの原因になりかねない方言について、『ABEMA Prime』ではアナウンサーとともに考えた。

■方言で生まれる「ダイアレクト・ハラスメント」とは
「ダイアレクト・ハラスメント」では、「どないなってんねん!」「アホちゃうか」など強い方言で相手に接し、注意しても直してもらえないケースも多い。また、方言で話す相手を、「方言で話してよ」「その言い方、かわいいね」などと冷や*・からかう行為も見られ、相手を辱める行為に繋がる可能性や、出身地で性格などを決めつける恐れもある。

標準語と方言、訛りの違いは、どこにあるのか。「標準語」は公用文や教育・放送などで用いる規範とされる言語で、「方言」はある特定の地域だけで使用される言葉、そして「訛り」は標準語に比べて、地域特有の発音をさす。

方言をめぐっては、価値観が二分されている。「方言はアイデンティティーだ」と考える人からは、「生まれ育った場所の言葉を使っているだけ」「日本語にも多様性がある」「“その人らしさ”も出る」という意見がある一方で、「マナー違反だ」との価値観からは「職場とプライベートで使い分けるべき」「伝わらない&聞き返す」「威圧的に感じる場面も」との声が出る。

■東京でも目立つ関西弁「メリットしかない」「方言を直さないのは関西人だけ」
大阪府出身の山崎伸治さん(54)は、関西弁を使い続けている。大学卒業後は京都で就職し、27歳で転勤のため上京したが、関西弁を貫いた。直す理由が1ミリもなく「得」ばかりだとして、「関西弁を話している方が自分らしい」「会話のきっかけや話題になる」といった利点を挙げる。

そして関西弁には、「仕事上メリットしかない」と断言する。「名刺交換で覚えてもらえる。空気が張り詰めた会議でも、関西弁だと和む。経営者としても、関西弁はへりくだって会話に入れるため使いやすい」。出身地によっても違いはあり、「関西人は『関西弁でええやん』と、あまり直す意識がない」と考察する。「東京で25年仕事しているが、東京の人が相手でも、むしろ関西弁で話した方がうまく行くケースが多い」。

一方で、同僚の方言に悩む人もいる。うららさんは、大学進学で北関東から上京し、両親の影響で家では九州弁だが、仕事では標準語を使ってきた。しかし職場に、関西弁を直さない同僚がいるという。朝礼もアクセントや訛りで理解できず、数字の数え方もおかしく、悪気なく「アホちゃうか」と軽々しく使うことから、「方言は直せるのに、関西人は直さないだけ」との思いを強くした。

関西弁を聞くと、「どの単語を指しているのか」と考えてしまう。「目標や成績の数値も、数字のイントネーションが違うため、脳内で考えなくてはならない。標準語の倍ぐらいの時間をかけて、『何が言いたいのかな』と考えているうちに、話が終わっている」。「大阪出身の人から『関西はずっと2番だと思っていて、東京に勝ってやろうと関西弁を使い続けている』と聞いたことがある。『だからアピールするのか』と納得した」。

■方言へのコンプレックスから「使いたくない」ケースも
標準語のプロであるアナウンサーは、方言について、どう考えているのか。テレビ朝日アナウンサーの田中萌は、「東京でも方言を話す人は、西日本出身者が多い。それは方言を話す自分に、コンプレックスやマイナス感情が少ないからではないか」と分析する。

山形出身の田中アナは「東北弁は、ドラマでも『田舎から出てきた子』がばかにされるなど、マイナス面で使われることが多く、あまり好きではない」と語る。その上で「山形弁は一度も話したことがない。30代はほとんど話さず、高齢者の言葉がわからないこともある」と振り返る。「劣勢だと思う人たちは、それを消していく傾向がある。東京で方言を話せる人は、どこかプラス感情があると感じた」。

※全文は出典先で

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